美術作家について

作品を制作するのは楽しいし、すごく好きだ。

ただ、それを仕事にしようとするといろいろな壁が立ちはだかる。

美術作家としての活動は個としての活動が重視される分、起業に似ているなと感じる。

作品を制作するだけでなく、自己プロデュースする力も大事だ。

それと、ものごとを見抜く目。

SNSやウェブサイト等、作家としての活動をしているといろいろと考えてしまう。

美術作家は名前や作品を世の中に対して発表する分、リスクもある。

作家になりたい、活動したいという強い気持ちで作品を発表する人は多い。

その分、その純粋な思いを利用しようとする人も国内、海外問わず多くいるように感じる。

NFTには興味ないし、企画展は無料で参加するから企画展だ。

美術作家を狙う勧誘メールやDMの多さは、悲しく思う。

自分も真剣に活動しているだけに、美術作家を目指す人たちの純粋な思いをもっと大切にしてほしいなと思ってしまう。

人を見る仕事をしていたので、世の中にはいろんな人がいることは知っている。

美術作家が制作活動に集中できる環境が、もっと生まれたらいいなと願ってしまう。

私も不器用な生き方しかできないけど、美術作家としての作品に対する純粋な思いは大切にしたい。

何よりも作品が幸せになれるように、これからも作品にも自分自身にも誠実であり続けたいと思う。