作品販売について5
美術作家にとって、制作と展示、販売はセットで重要だ。
良い作品がつくれると心がいっぱいになるほど嬉しいし、
作品が売れると嬉しいし、展示で反響があっても嬉しい。
嬉しさは、制作という孤独な作業に立ち向かう強さを与えてくれる。
今はすべて自分でしないといけないからなかなか大変だが、
良い作品を制作し、信頼できる良いギャラリーで展示し、安心して販売を任せることができたら、
かなり楽になるのだろうなと思う。
羽ばたけるまでの準備段階である、飛び立つ瞬間が一番大変なのかもしれない。
今は変革の時期だなとも思っている。
一通り身につけた制作課程を壊して、新しい作品をつくるための種を蒔いている。
すべての殻を破って冒険したいし、ぐんぐんと芽が伸びるように成長したい。
すべての成果が見えるのには時間がかかるから、つらい。
でも、ここを抜けると新たなステージに進めるだろうし、未来は明るいのだろうな。
見極める目を磨き、作品を大切にサポートしてくれる企画ギャラリーを探そう。
自分の作品を気に入ってくれて、長く付き合えるギャラリーが必要だ。
自分の作品を大切に思ってくれるファンも増やそう。
実物の作品を見てもらえる展示機会を増やして、賞も取らなきゃ。
知名度を上げる必要性もあるな。
しないといけないことはたくさんあるが、目標がいっぱいあることはいいことだ。
登りがいがある山は、すごくわくわくする。
人生は一度だけなのだから、自分がしたいことに挑戦して楽しもう。
負けないぞ。