作品について14
作品にとって、華は必要だ。
色彩効果や構図、様々な要因が重なって、それは生まれる。
予備校時代、講師の先生から言われた言葉を思い出す。
「作品に華があるから、大学に入った後も十分通用する。」
受験時代や大学入学後、制作で試行錯誤していた時期に、心の支えになった言葉だ。
絵を描くことが本当に好きだったから、すごく嬉しかった。
美術の道に進むという自分の決断は、間違っていないんだという自信にもつながった。
「華」というものを作品の中に取り込むきっかけにもなった。
ひとからもらった言葉は、制作の支えになる部分が多い。
大学や大学院で先生方からもらった言葉は、今もよく覚えている。
美術作家としての活動は、一人で思考や決断をすることが多い。
ひとからもらった言葉はその時の道しるべになるし、制作が進化するきっかけにもなる。
作品における華やかさを、私は大切にしたい。
絵画空間における壮大な世界も表現したい。
私は特に気持ちが作品に表れやすいので、モチベーションを大切にしないといけない。
壮大な楽園の世界を、やっぱり描きたいな。
作品を通して、親切にしてくれた人たちに感謝したい。