立体作品について
大きな立体作品が、ようやく完成した。
造形から着色が終わるまで、かなり時間がかかってしまった。
立体に着色する作業は、やっぱり楽しい。
新鮮な発見や筆の感触が平面作品とは異なる部分が、制作していて面白い。
これでようやく、昨年から制作していた大きな立体作品に一区切りがついた。
立体制作で学んだことを、これから平面作品に生かしていこう。
立体作品の魅力を撮影することの難しさをすごく感じる。
もしかしたら、写真では実物の魅力の三分の一でさえ伝わっていないかもしれない。
立体作品だけでなく、平面作品も実物の方が断然良い。
私の作品は空間の中で生命が宿り、魅力が増す。
広い空間でも生活空間の中であっても、どんな場所でも変わらず生き生きと存在している。
実際に作品を目で見て、それを多くの人に体感してほしい。
やっぱり展示を通して、実物の作品を見てもらえる機会をつくることが大切だ。
手元で輝いている作品を見ると、なんとか世に出さなければいけないと作品に対して責任を感じる。
私がもっと世渡りが上手かったら、作品はもっともっと輝ける場所で生き生きと暮らせていたのかもしれないな。
やっぱり、私には作品を世に出す責任がある。
魅力を持って生まれた作品たちを、多くの人たちに見てもらおう。
実物の作品を見て、本当に気に入って購入してもらえたら嬉しい。
作品を大切にしてもらえると思うから。
がんばろう。